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ヱヴァQのまとまらない感想

見ました、見てきました。友人たちと感想を大いに語らうべく鑑賞後に寿司食べ放題を予約していたんですが、まるで法事の席に竜巻が吹き荒れておじいちゃんの祭壇が吹き飛ばされてしまったかのようでした。親戚縁者集まって料理や酒が続々運ばれてくるものの悼むべき遺骨は空の彼方、わてらどないな顔したらええんですの、とりあえずトロ食いまっかてな具合です。

この段落はまじめな感想。いきなり登場する宇宙戦艦や破の14年後という設定のインパクトに押されがちだが、大まかなストーリーはTV版22〜24話をなぞっている。宇宙空間に出現して可視光線で2号機を攻撃する使徒から始まって、感情をなくしたスペア綾波の登場、明かされるユイと初号機の関係、意味深なこと言いつつドグマを降りたものの「やっぱこれ違うわー騙されたわー、なんなんすかリリンさんこれ、騙されたわー」→首チョンパのカヲルくん。加えて、旧劇場版を彷彿とさせる卵子状に割れた月や複数のロンギヌスの槍、巨大綾波の首などのモチーフがちりばめられている。とどめに明かされた次回作のタイトルが『シン・エヴァンゲリオン劇場版:│┃』。エヴァンゲリオンが旧表記に戻ったこと、シンが「新」と「真」のダブルミーニングになっていることからしても、次は(旧)エヴァンゲリオン劇場版の25、26話を強く意識した話になるんだろうな(そしてあのふざけた予告はなんなんだ)という感じ。もういい、早く終わらせて楽にしてくれ。

まじめな感想終わり。マリがアスカを終始お姫様と呼ぶのがよかったです。それ以外の何もかもを、今は思い出したくありません。遺骨よさらば。